2010年3月31日水曜日

MOON RISE

   これはサンセットではありません。東の空から月が昇った写真です。これを見た時に「東方見聞録」を思い出しました。「日出る国・・・」黄金郷のジパングを書いたと言われてるものですよね。でもマルコポーロは日本には来ていないとゆう話しもあるし・・・その事実は定かではないとか聞いた事があります。
でもこれは事実です。マルコポーロに因み「南方見聞録」とでも言いましょうか・・・「月出る島」黄金の海です。

   一昨日(満月の前の夜)月が上がった方向を確認しました。小学生の時「月と太陽は東から昇り、西に沈む」と習いました。でもその知識は常識の中で当然となり、月を眺める事を忘れた都会の暮らし・・・山間にある小さな町で過ごした頃も山から昇った月が自宅の上に来ると「今日は満月だ」と思って見ていました。社会人になって都会の生活をして、コンクリートのビルの上に満月を見れば「今日は満月か・・・」と見上げる。でも街のネオンに月の光は遮断され、空に浮かぶ月にしか過ぎなかった。

   サイパンに来て驚いたのは月の大きさとその光。月の光が青白く光るのは子供の頃、実家の庭で見ていた月から知っていました。でもそれ以上に月の光が強く家の中にいても電気をつけるの事がバカらしく思う程、月の光に包まれる心地よさを知りました。人生最大の贅沢かもしれません。物資に囲まれ贅沢な気分を味わうこともまた人の気持ちを満たすものかもしれません。でも私がサイパンに来た頃は物資に乏しい島でした。今はお金を出せば何でも手に入るけど・・・でも物資乏しかった島の生活の中で贅沢だぁ~と思ったのは、満月の夜、家に電気をつけないで月の光だけで過ごした時です。物が簡単に手に入らなくても、私の気持ちはその月明りで充分満たされていました。

   















月が昇った方角。東は当然。でもサイパンに来てから知りました。月が昇る位置はいつも同じではないとゆう事。基本的には東だけど、ある時期は北よりだったり、真東だったり・・・その位置はずれている事。太陽でもそうです。これも当たり前なのかもしれませんが、東から昇る常識の中で月を見ていた私にはその自然の動きさえ感じることは無かったのです。常識の中でも見えない事実がある。足元を見てごらん・・・と言われているような気がしました。当たり前の中で生きていたらダメだよ。って・・・

   皆さんもいつかサイパンに来て満月を見て下さい。肩に乗っかっている余計な力・無駄なプライドが全てかき消されるような気がします。新しい力がこみ上げてきます。満月の夜に日程が重なったら、一緒に東のビーチへ行きましょう。MOON RISEを見ていると全てが浄化される気持ちになります。


   今回、コガシラが春休みって事もあり、カシラの仕事も翌日は午後って事もあり・・・全ての条件が重なったので月を見ながらBBQをしました。コガシラの友人も来ました。みんなでMOON RISEを見て感動している風景を思い浮かべてビーチへ到着。でもそれは私の空想で終わりました。子供達は「満月」なんて見てやしない・・・大いに笑い、ふざけ・・・月夜の中で遊びまくる。月をじっくり見る気配さえない。成長期の男の子です。7合炊いたお米をおにぎりにして持って行きました。子供達のリクエストでインスタントラーメンも持って行きました。焚き火をして作るそうです・・・月を見ることもなく・・・「いきなりFIRE!かよ!」と思う手際の良さでBBQコンロで大きく火をおこしています。それだけお腹が減っていたとゆう事でしょう・・・7合炊いたおにぎりも全て完食。ラーメンも4袋作ったのに完食!BBQも・・・その勢いは猛獣のようでした。もし満月に顔があったら、きっとそんな子供達を見て微笑んでくれたと思う。満月はそんな子供達にも優しく光を注いでくれていました。


  
















 私がセンチになって満月を見ている時・・・私からちょっと離れた場所では子供達が満月に背を向けて「FIRE!」していました。それがこれです・・・

   まだまだ自然の美しさや満月の癒しを実感するまで・・・人生の壁をいくつも乗り越え、泣いたり笑ったり怒ったり・・・悲しんだり、苦しんだり・・・喜んだり。その体験が必要ですね・・・それはまだまだ先の事でしょう・・・でも30年後、私と同じ歳になった頃に「こうゆう事だったんだな・・・」と思ってくれればそれでOKかな?満月を見る場所がみんなそれぞれ母国であろうが、異国であろうが・・・この日の事を覚えていて欲しいと思う。でも子供達を見る限り、夜BBQもした事もあったな・・・と思う程度の事なのかもしれません。

2010年3月11日木曜日

綺麗なんですよ。これも・・・

   別に意味はありませんが、昨日の日没時は水平線を覆うように雲が広がりました。ここ数日、気温もぐんぐん上昇。そして真っ青な空。ストレートに太陽の光が降り注ぐようになりました。12月~2月まではやはり太陽の光は弱く、空気が光を断するような・・そんな感じでしたが、今はその空気を軽く突き抜け直射で肌がジリジリと焼けてゆきます。(運転中も)

   でも雲が入ってもサイパンのサンセットはめげないんです。雲に光を反射させ「海に沈む」姿を教えてくれます。肉眼で見た方が綺麗ですが・・・

   最近、全く意味がない写真も面白いな。と思うようになりました。自分の目で見た物が「綺麗」と思えばそれを撮ろうとする。皆さんには伝わらない写真かもしれませんが・・・でも「心を動かす」ってそんな事じゃないかな?と最近思うようになりました。多分、この景色・・・見過ごしてしまう景色でしょう。太陽が海に沈まなきゃサンセットじゃない。「今日はサンセットが見れなかった」なんて事になるでしょう。
今まで私はそうでした。この雲を見ても「海に沈む太陽がサンセットのメイン」みたいな。だからこの雲を見ても「なんだ・・・見れないじゃん。雲が邪魔なんだよ」って。でもその固定された物を取り外して、目で見て心が「綺麗」と思えば・・・明日も絶対良い1日になる。なんちゃってね・・・でもそう信じています。

2010年3月5日金曜日

生物のおべんちょうー

   これは写真のミスではございません。わざと暗くしてあります。と言うのも・・・この枝珊瑚の先・・・青くなっていますよね。これは生きている枝珊瑚です。私と枝珊瑚の出会いは日本の太平洋岸にあったお店に飾り物として販売していた枝珊瑚です。立派な形をしていましたが、真っ白でそれそれは見事なものでした。でも・・・実はこれは死んでしまって漂白してあるもの。本当は太陽光に照らされた生きている枝珊瑚を見て頂くとこの発光色の青はとっても綺麗なんですけどね・・・なかなかダイビングをしていて枝珊瑚を執着して観察するなんて事は少ないと思います。

   これをご覧になった方でお子様がいらっしゃる方はこの「生きている枝珊瑚」を見せてあげて下さい。最近じゃ、スーパーで魚の切り身を買うからその切り身になった魚の本来の姿を知らない子が増えていると聞きますが・・・枝珊瑚も真っ白じゃなくて、本当はこうゆう物なんだとゆう事を教えてあげて下さい。そしてとても脆い事。ここまで育つのに長い年月をかけている事・・・

   私がダイビングのライセンスを取ったのは20年前。カシラに教わったのです。(因みに出会いはそこの部分じゃなく、既にナンパされて知り合っていました。決してイントラとお客さんの関係でナンパされたわけじゃございません。一応念の為に言っておきます。巷では私がカシラを逆ナンパしたとゆう噂もあるようですが、決してそのような事はございません)話しは逸れてしまいましたが・・・講習中に危険な生物の話しもしましたが、珊瑚の話しもしていました。フィンキック・ぶら下がったゲージで珊瑚を折ってしまう事があるからと・・・注意でした。魚を見る時、何かに捕まって見る時は岩なのか珊瑚なのか気をつけて・・・と。珊瑚の中でも触るとかぶれる物がある事も、そして壊さない事も・・・

   パラオに行った時、同乗した女性ダイバーがいました。彼女は凄く気持ち良さそうに海の中を漂っていましたが、立った状態の形で泳いでいました。そこは珊瑚がいっぱいありました。フィンキックをする度に珊瑚がバキバキ折れてゆきます。「えぇ~~!!」カシラが彼女に寄って何か作業をしていました。さすがにガイドさんもそのコースを外そうとしていました。彼女の体が水平になり、足が珊瑚から離れたのを確認してガイドさんはまたコースを戻しました。海洋実習だった私には勉強になりました。

   港についたら撮影隊が来ていました。ダイビング番組の撮影だったようです。船に乗っていたモデルさんがタバコを吸っていました。吸殻を海に投げました。「ええぇ~~!!」日本に帰って来てからダイビング番組を見ました。「あ!あのモデルさんじゃん・・・」彼女は言っていました。「海はみんなのもの。海を汚さないように・・・タバコも投げ捨ては絶対にダメ!」って・・・「あのなぁ~!!!」

   常識と思いやりと正確な講習内容で海の生物は元気でいられます。そして海がもっと楽しくなります。と・・・私は思います。

2010年3月3日水曜日

フグとヒトデ

   「河豚」と書いてフグと読むようですが、このフグは「コクテンフグ」「海鼠」と書いて「コクテンフグ」と読みます。って言うのは大嘘ですが・・・鼠みたいでしょ?漢字で書くと何かドブネズミと連想してしまうので、ネズミとしておきましょう。かわいいヤツなんです。最初は岩陰に隠れていたのに、目が合った瞬間に岩場から出てきました。当然、逃げるんだろうな・・と思っていましたが、その先の砂地に着地。体をくるっと丸めてじっとしています。

   私に会いたいのか?それとも私の何かがこの子を金縛り状態にさせたのか?観念したように動きません。多分・・・悲しいけど、私の何かはカシラだけでなくコクテンフグにも効果があるんだろうか?
   あまりにもじっとしているので、あまり驚かさないように・・・上から写真を撮りました。写真を撮った後、振り返るとこの子は居ませんでした。だから、私の何かがこの子を金縛りにさせたのではなく、写真を撮って欲しかったんだろうか?尾びれをくるっと丸めるあたりはどうもポーズらしい。可愛いヤツでした。でもこの場所・・・フグ好きにはたまらない場所でした。小さいフグから大きいフグまでけっこう居ましたよ。

   サイパンの海に入って凄く驚いた19年前。
実はその海の綺麗さにもそうだったんですが、この子を見た時です。以来、私はこのヒトデが妙にツボに入ってしまいました。実物は貫きに出たようなブルーで何とも言えません。皆さんもこのヒトデを見たらちょっと止まってじっくり見てみて下さい。ツボに入りますよ。(多分)

   そろそろ幼魚が出る時期かな?と思ったけど、まだちょっと早かったようです。この場所は・・・レアな幼魚がいっぱいいるんですよ。それを探すのに何年かけたかな?結構、長い時間をかけてやっと見つけた場所なのでした・・・ウシシシ・・・・

   シュノーケルが好きな理由はそうゆう場所を探す!って目的があるからかな?あとは頭から突っ込んで潜れるって事かな?自由にあっちチョコチョコこっちチョコチョコできるからかな?ぶらっと・・・お天気が良い日にはマスクとフィンとシュノーケルを持ってドバーっと海に入れる手軽さもいいかな?「行ってみようかな」と車に乗り込んで1時間ぐらい遊んで・・・気分もパーっとはれるってもんです。

   岸に向かって泳いでいると魚釣りをしていたおじさんが居ました。でも・・・私が水の中を見る限りそこには魚は泳いでいませんでした。そこは水深50cmぐらいの所だったけど・・・おじさん何を釣るんだろう?

2010年3月1日月曜日

これを何と言いましょか・・・

   日本でも満月は綺麗ですよね。私の実家は岐阜県の山に囲まれた小さな町。ネオンなんかないし、外灯だってほんの少しあるだけの町。だから月夜はとっても綺麗だったけど、サイパンに来て驚いたのはその満月の大きさと光とその色と・・・故郷の月よりも綺麗だったことでした。月を見て吠える人の心境が分かったのもサイパンの月を見てからです。サイパンに来てから満月の夜はワクワクしていました。そんな事を知っているカシラ。月を見る度に「見て!綺麗だよ」と教えてくれます。それはそれでとっても感謝だけど・・・今朝方はちょっと違いました。

   お客様と食事で出掛けた7時。東の空から大きな月が・・・「今日って満月だったかな・・・・」お客様は「今日じゃないよ。明日が満月だよ。3月1日って明日だよね?」綺麗な綺麗な月夜でした。「多分、この時間でこの位置だと、フィリピン海(西側)に月が移動するのは夜中の3時頃かな?」

   食事が終わり、家に帰り・・ベッドでぐっすり・・・
夢を見ていました。漫才師が数人で出ていた夢でした。
どうしてそんな夢を見るのか?理解不能ですが・・・その時に「ねぇ~ねぇ~起きて。月が凄い綺麗だよ」とカシラに起こされました。携帯の時計を見ると午前5時40分。起きるまでにまだ20分ある。私にとってはまだ20分眠られる。が・・・綺麗な月を見たさにメガネをかけて起きました。

   既にカメラの三脚が用意されカメラがセットされていました。「写せって事か・・・・」外に三脚を持って行きました。空を見るとこんな感じ。雲に覆われていて月が見えません。「これをどうやって写真撮るの?」こんな空ならまだ20分寝ていれば良かった・・・タンクトップのパジャマ姿で外に出て月が出るのを待っている私の体に北東から吹く季節風は寒すぎた・・・・「寒い!」

   「何時に起きたの?」とカシラに聞きました。「さっき。トイレへ行こうとして・・・・」カシラが「月が綺麗だよ」と言いながら私を起こしたけど、どう考えてもその雲の位置や量からしてみて、カシラが見た月もこれだったんじゃないか?確かに綺麗だけど、月の光のみかぁ?正しい日本語を使ってちょうだい。これは「月が綺麗」とは言わないだろう?「空が月の光で綺麗」とか「雲から出る月の光が綺麗」とか・・・細かく言うとそうなるんですが・・・心境的に「ゴマが歯の隙間に入った」そんな感じでした。

   でも雲の隙間から放射される月の光もオツなモノでした。それはそれでokですが、でもやっぱり歯の隙間に入ったゴマはまだ挟まったままのような・・・そんな心境です。
今日はアクビの回数がいつもより倍に多い気がする。